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ギルドで戦い、仲間との絆を深める!「MetaMateグランプリ」の展望とは?

NTTドコモの先進技術を活用したメタコミュニケーションサービスMetaMe。中でもMetaMeで活動するアーティストとファン、またはファン同士がDiscordとMetaMeをシームレスに行き来してコミュニケーションを行うMetaMeギルド(以下、ギルド)は、バーチャルではあるものの、“MetaMeでいつでも仲間と会って話せる”という体験が、半分リアルなコミュニケーションとして楽しまれています。

さらに10月にはバーチャル空間を中心にご活動されるVTuberを対象に、ギルドを保有するギルドマスターとして、ギルドメンバーと共に様々なテーマに取り組むことでNo.1ギルド“MetaMate(メタメイト)”を決める「MetaMateグランプリ Vol.1」の開催を発表。すでに締め切りは終了し、15名のVTuberによる様々なバトルが繰り広げられるそう。

そこで今回は、より「MetaMateグランプリ Vol.1」を楽しめるよう、開催のきっかけや楽しみ方を、MetaMateグランプリの運営スタッフのMomong(ももんぐ)さんをはじめ、MetaMeゲーミフィケーション企画開発担当のポッポさん、MetaBoost企画開発担当のEddieさんにインタビュー。大会の魅力はもちろん、それぞれの取り組みや、これからの構想についてもお話してもらいました!

「MetaMateグランプリ Vol.1」が開催決定!

初回配信の様子(MetaMe公式X)

メンバーと共にMetaMe活動を盛り上げるギルドマスターを決める「MetaMateグランプリ Vol.1」。審査を通過した15名の参加VTuberは、12月にMetaMe配信空間で投げ銭であるメタギフトを集める「メタギフトラッシュ配信」を皮切りに、翌年1月にはゲーミフィケーション空間の1つである「サーキットレース大会」、2月には別のゲーミフィケーション空間であるシューティング空間での「Sticky Shoot大会」を経て、最終的に選ばれた4人のVTuberの方が3月9日に行われる最終審査へと進みます。

そして、最終審査で優勝したVTuberはNo.1ギルド“MetaMate”のギルドマスターに。最終審査後に開催される「アフターパーティイベント」でのオフィシャルサポーターとのコラボ出演権やMetaMeで自分だけの姿を表現できる「オリジナル3D BODY」の制作支援、さらに、優勝賞金はなんと「100万円」と盛りだくさん。VTuber活動におけるプロモーション機会にもなるため、VTuber本人だけでなくリスナーとしても“推しVTuber”を応援したくなる、闘争心を掻き立てるイベントですよね。
どのような思いから生まれたのか聞いてみると、Momongさんは「MetaMeで合わない時もコミュニケーションできる場所としてギルドを作ったんですけど、ギルドにいる人が様々なかたちで自己表現をしたり、コミュニケーションを通じて新しい人と繋がって、関係性を広げていく活動を評価できる大会を作りたいと思っていて、それで生まれたのがMetaMateグランプリです」と教えてくれました。
また、大会ではあるものの「単なる勝ち負けで競うというよりは、この体験を通じて“MetaMeってこういうサービスなんだ”と感じてもらうことが一番のポイント」と話すMomongさん。結果よりその過程でいろいろな人がコミュニケーションを取ることで、絆を深めていけることが何よりの目的なんですね。
さらにMomongさんは「自分が最近K-POPにハマっていて、推しを応援できるコミュニティプラットフォームを使っているんですけど、これが結構すごいなと思っていました。アプリのダウンロード数も世界で1億人を超えていて、1ヶ月あたりのアクティブユーザー数も1,000万人を超えている。一方で、コミュニティの数としては100個くらいしかなくて。それは、アーティストが強いのもあるんですが、活動を通じて繋がりが広がれば、そこに人は集うということだと感じており、参考にしています」と明かしてくれました。

もっとみんなに知ってもらいたい!苦労した点も…。


優勝できなくても参加特典として、グランプリ期間限定の新番組「Road to MetaMate」へのゲスト出演や、MetaMeで使用できるオリジナルギルドアイテムの制作および販売など、出場する側にもメリットがたくさんあるMetaMateグランプリ。しかし、今回のMetaMateグランプリ開催までには様々な苦労もあったそう。
「ギルドがMetaMeでどのように活動するのかというのが全く整理し切れていなくて。単独のギルド活動もそうですし、ギルドとギルドが一緒に遊ぶことを想定すると、まだまだ機能として必要なものが多いことも検証を通じて分かってきて、そこを今、一生懸命開発したりしています。幾つかサービスを調べていると、コミュニケーションに特化したSNSか、メタバース空間のどちらかで水平分業型になっていることが多いんですけど、MetaMeは先進技術を積極的に取り入れつつ、ギルドもあるし配信やゲーミフィケーション空間もあるという垂直統合型のサービスなので、多くない形態だと思っています。そんなMetaMeが推し活も含めた様々なコミュニティに対して、どんな価値を届けていくのかを見極めていくところを結構難しいですね」
そのような中で、今回MetaMateグランプリが開催されることになったそうだが、参加者を集めるのにも地道な努力があったよう。Momongさんは「今回のグランプリにあたって、事務所や個人の方を含めて、200名以上の方にアプローチしたんですけど、それだけアプローチするのは流石に大変でした」と苦笑い。地道に参加してくれるVTuberを探したことを明かしてくれました。

MetaMateグランプリで挑戦するゲーミフィケーション


そんな苦労の甲斐もあって、現在はVTuberのエントリー募集は終了。沢山の応募の中から15名の参加VTuberが決定し、12月の「メタギフトラッシュ配信」に向けた準備が行われている段階だそうですが、翌年からはMetaMeにある2種類のゲーミフィケーションを使ったギルド同士のバトルが行われます。
特に、MetaMeで親しまれているオリジナルのシューティングゲーム「Sticky Shoot」が誕生したきっかけについて聞いてみると、担当するぽっぽさんは「Sticky Shootは元々鬼ごっことか、少年少女の頃にやっていた“みんなが知っていた遊び”がMetaMeでもできたらいいねというところから始まった」と教えてくれました。
「いろいろ議論を進めていく中で、開発パートナー様から『ただ鬼ごっこするだけじゃ面白くないのでは』というアドバイスをもらって一緒に考えたのが、チーム戦で遊べるSticky Shoot。元々個人戦のゲーム自体はあったので、チームでワイワイ楽しめるようなゲームを作りました」

実際にプレイしてみると、Sticky Shootは想像以上に没入感のある空間で面白く、「自分がチームの足を引っ張っているかも…!」と思うと、自主練をしたくなり、その気持ちはリアルと変わらないことに気づきます。さらに、ボイスチャットを繋ぎながら「そっち危ない!」「気をつけて!」など、同じチームの仲間とお互いに声を掛けながらプレイすれば楽しさは倍増。確かに、ギルド同士でバトルすれば、ゲームでのコミュニケーションを通してギルドメンバーの絆も深まりそうです。また、サーキットレースもプレイしてみましたが簡単そうに見えて操作がすごく難しい!複数人でのレースモードと個人でのタイムアタックモードがあるようです。個人戦ではありつつも、MetaMateグランプリではギルドでのチーム参加とのことなので、こちらも上手な人にコツを教えてもらいながら練習することで、共に優勝を目指して仲良くなれそうです。

新たな機能「MetaBoost」がリリース


さらに、MetaMateグランプリ開催に先駆け、2024年11月13日(水)にリリースされたのが、ギルドに所属するギルドメンバーの個人の貢献を可視化できるMetaBoost。これは大会だけでなく、今後様々なコミュニティがギルド運営していく中でも役立ちそうな機能です。

担当のEddieさんは「ギルドメンバーの1人1人の貢献を正しく判定して、それに対してインセンティブを返すという思想を取り入れて、『この人が頑張ってくれたからこうなったよね』とか『自分は推しのためにこれだけのことをしてあげたよね』みたいなものが可視化することができれば、ファン同士で『自分の方が推しに対して貢献してる』みたいな、競い合いながら活動することができるんじゃないかなと思いました」と話します。
また、苦労した点については「MetaMeのアクティビティに応じて推しポイントが獲得できる仕組みなんですけど、技術的なところでMetaMeは独自要素の詰め合わせでできている空間なので、新規開発をいろいろしていかなきゃいけない上に、特殊な仕様のせいでできるできないが結構ある。『本当はこういうことがやりたいけど、MetaMeの実装上は無理』とか…。技術仕様でボトルネックになっているところはあります」と話します。独自要素の詰め合わせだからこそ、実現できることもあれば、それがネックになってできないこともあるんですね…。
ただ、この「MetaBoost」はMetaMeのサービスとして作ってはいるものの、“個人の貢献を管理する”という点で今後他のことにも活かしていく予定だそう。Eddieさんは「主観じゃなく、これをやったから何ポイント。だから、あなたの貢献度はこれです。みたいな感じで、評価してあげると、ある意味平等に評価ができる。それに対して報酬が支払われるとより平等だと思うので、そういうのにも使っていきたい」と語ってくれました。確かに、客観的な数値での献上度が見えるとやる気にも繋がりますし、不満が減りそうです。
そのため、MetaBoostが今後展開できるように「あまりMetaMeの独自仕様を詰め込みすぎることはしないようにしよう」と決めて作られたと言います。
「やっぱり色々なツールと繋いだ方が楽しいじゃないですか。Discordとも繋がって、インスタとかYoutubeとか色々あると思うんですけど、接続しやすいように作りたい。“MetaMeだけのものじゃないよ”っていうのが最初からありましたね」

新機能も続々リリース


充実度がどんどんとアップしていきそうなMetaMeギルド。MetaMateグランプリに参加するVTuberさんに与えられる、ギルドメンバーが集まれるギルドルームもリリースされているほか、ギルドスコアをランキング形式で見られたり、ギルドオリジナルのアイテムも購入できるようになっています。

Eddieさんは「少し先のタイムラインまで含めて、ロードマップを今まさに引き始めている」とギルド構想についても話しており、これから新機能も続々リリースされるということで、MetaMeで活動するコミュニティがさらに増えていきそうです。さらに、オンラインだけでなく、オフラインでも交流できる場の提供として、MetaMateグランプリ終了後の2025年3月22日には、東京・池袋にあるアニメイトシアターで優勝者を祝福するアフターパーティイベントが開催されることも決定しているとか。優勝すると、一気にMetaMateのギルドマスターとして活躍できるとなると、これはギルドメンバーやファンとして応援したくなるはず。私も、MetaMateグランプリに参加するVTuberさんの中から推しを見つけて応援しようと思います! 

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